ホタラボブログ

一般企業会社員からの中学校非常勤講師

iPad mini6の感想

昨年9月中旬より発売されたiPad miniの第6世代。発売当初から予約殺到となった人気商品だ。すでに多くのユーザーがYouTube等を通じてレビューを行なっているが、私自身の感想を述べてみたい。

 

結論として、多くのユーザーの感想とも重なるが、ここ数年で私が購入した商品の中で購入してよかったものベスト10に間違いなく入る商品だ。

 

購入したモデルは

wifiモデル

256GB

スペースグレイ

 

私がiPad mini6を購入して感じたメリットと気になった点を紹介する。

 

 

-メリット-

①ホームボタンなしのフルスクリーン

第6世代のiPad miniで大きく変わった点はスクリーンサイズだ。

ホームボタンがなくなったことによる画面を通じての情報量は何よりの魅力だ。

そしてそのサイズもちょうど良い。

iPhoneだと少し小さいと感じる画面や限定的と感じる情報量がiPad miniでは絶妙に克服されている。

私は、iPad pro 11インチも使用しているが、iPad miniだと画面に映る情報量が少ないと大きく感じたことはない。

また、文庫本ほどの大きさのため、書物や漫画もストレスなく読むことができる。

 

②持ち運びやすくなった重さ

今までフルスクリーンのiPadiPad Air(461g)、iPad pro(466g)と持ち運びをするには少し重かった。※上記重量はwifiモデル

それに対して、iPad miniは293gと約1.5倍の軽さだ。

iPadを使用する用途は人それぞれだが、もしゲームや動画視聴をメインに使用するのであれば、布団などで使用することもあるだろう。

その際、iPad AiriPad proは重すぎる。その点、iPad miniはちょうど良い軽さで使用することができる。

また、同じフルスクリーンでもiPad AiriPad Proは画面が大きすぎる。

使用の観点から考えてもiPad miniは絶妙なサイズ感と重さになっている。

 

-気になった点-

①電池持ち

やはりサイズが小さい分、電池持ちは決して良いとは言えないかもしれない。

それでも、1日使用する分にもは問題なく使えるし、そこそこのヘビーユーザーでも1日の使用で全て充電がなくなることは、まずないだろう。

ただ、思ったよりも早く充電残量が減ることは感じるかもしれない。

 

②ノートをとるデバイスとしては限定的

iPad miniではApple pencilが使用できる。

それに伴ない、ペンを使用して実際に書き込み、ノートを取ることもできる。

iPad miniだと大学の授業などで画面をフルに使ってノートをとるツールにしたいと考えている場合、ストレスを感じたり、機能が限定的に感じることがあるかもしれない。

iPad にはsprit viewという1つの画面で2つのアプリを半分ずつで使用することができる。

例えば、画面の右半分をノート機能にし、左半分でsafari立ち上げ、調べ物をしながらノートをとることができるのだ。

iPad miniはそもそもの画面の小ささ故に、sprit viewを使用すると左右画面がかなり小さくなり、作業にかなりストレスを感じてしまうだろう。

ただし、sprit viewは使わず、手帳のサイズ感でノートや予定を管理したい場合には、逆に他のiPad よりも使い勝手やサイズ感は良くなるだろう。

なので、使うユーザーによって価値は変動してしまうだろう。

 

全体としては非常に満足度の高い機器であったことは間違いない。

iPad程大きくなく、iPhone程小さくもないため、出先で調べ物等をするにはちょうど良い。

持ち運びにも影響を与えない重量となっている。

 

また、映画等を見るにベストなサイズではないだろうか。

重さもそこまで重くないため、ベッドで寝ながら映画を見ることもできる。

 

iPad mini6をレビューする人の中には、iPad miniはiPoneとiPadの間に位置し、中途半端な機能と評価する人もいる。

だが、その大きさでも十分iPadとしても十分機能することができ、状況に応じてiPhoneの代わりにもなることができる。

これまでiPadを使用したことがなく、新たに購入を検討しているユーザーも問題なく使用することができると私は考える。

是非、今後購入検討の参考となれば幸いだ。

 

-補足-

wifiモデル vs セルラーモデル

もし今後、iPad mini6の購入を検討しており、通勤等外で使用を主にとのことであれば、個人的にはセルラーモデルをおすすめしたい。

上述した通り、購入当初はwifiモデルを購入したが、途中でセルラーモデルへ変更した。

iPhoneとのテザリングで使用していたが、テザリングiPhoneの電池を予想以上に消費した。

そのため、遠方へでかける際はモバイルバッテリーを持ち歩かないといけなくなることもあった。

そうなると、iPad mini6の良さの1つであった軽量の面で少し問題が出てしまう。

また、私の場合、iPhone 13miniをテザリングしていたため、iPhoneのバッテリーの減りは更に早く、テザリングを使用するための相性としても良くなかったとは思う。

 

もし家での使用をメインと考えるのであれば、wifiモデルで問題ないが、あくまで持ち歩くことと外出先で使用することを検討するのであればセルラーモデルをおすすめしたい。

 

もちろん、セルラーモデルは本体代も少し高くなってしまう。

加えて、sim契約を行わなければならないため、月々の契約代は増えてしまう。

 

だが、sim契約代は契約会社にもよるが、データのみで5GB以内であれば月々1000円程度で契約できる。

日々の食費やジュース購入費用を工夫すればすぐにその費用はカバーできる。

 

機器代については、iPadを年単位で使用することを考えれば、可能であれば必要投資と捉えてほしい。

もちろん、iPadは決して安いものではなく、予算があっての購入であることは重々理解している。

 

だが、日々の生活をより快適にし、満足度の高い時間を過ごすことを考えての投資が可能であれば、是非セルラーモデルを検討してほしい。

iPhone 13 miniを買ってみて

9月24日より発売が開始されたiPhone 13シリーズ。

You Tubeでガジェット系チャンネルを見ているとマイナーアップデートのため、iPhone 13は微妙?という動画をよく目にする。

多くのガジェット系You Tuber曰く、特にiPhone 11シリーズ以降のユーザーに関しては今回の購入は見送りで良いということだ。

 

たしかにiPhone 12シリーズのユーザーに関しては発売が去年であるため、購入からわずか1年しか経過していない。

そのため、マイナーアップデートのため、思い切って買い換える必要がないという主張は理解できる。

だが、iPhone 11シリーズユーザーはどうだろう?

iPhone 13シリーズが発売されたことで2世代前のiPhoneということになる。

キャリアでは2年の使用を買い替えの目安としており、11シリーズユーザーで買い替えを検討しているユーザーも一定数いるのではないだろうか。

 

今回、私はiPhone 11(無印)からiPhone 13miniへ機種変をした。

約3週間の使用を踏まえての感想を述べたい。

 

 

 

-iPhone 13 mini の感想-

まず初めに、iPhone 13 mini(128GB)を購入してみての満足度について結論を述べておきたい。

私はiPhone 13 miniに大いに満足している

iPhone 13 (無印)やiPhone 13 proを購入の上で、使用感を比較したわけではないが、この1ヶ月間の使用で不便に感じたことはない。

 

-iPhone 13 miniを選択した理由-

今回の購入にあたり、iPhone 13 miniとiPhone 13(無印)のどちらを買うかで悩んだ。

iPhone 13 proは完全に余剰スペックのため、購入は考えていなかった。

 

iPhone 13 miniを選択した理由は以下の2つである。

①機器本体のサイズと軽さ

最近登場するスマートフォンは以前にも増してサイズが大きくなりつつある。

そのため、大きいサイズがスタンダード化しているように思う。

加えて、サイズ大きくなるということは比例して本体重量も重くなるのは避けられない。

 

だが、スマートフォンは名前の通り"あくまで携帯電話である"という概念を再認識するべきだと私は考えた。

大きいスマホであればアプリでゲームをしたり、You Tubeを見る際にはメリットはあるだろう。

 

だが、ゲームやYouTubeでの利便性を重視するがあまり、携帯電話としての持ち運びやすさを失っては本末転倒ではないだろうか。

ましてや、社会人であれば家にいる以外でゲームをする機会は間違いなく限定的だろう。

どちらかと言えば、家族や友人との連絡ツールとしての役割が大きいのではないだろうか。

 

であれば、仕事中や移動中の利便性を重視した軽く、コンパクトな携帯電話が最適ではないか。

 

重さ面も少し触れておきたい。

以前私が使っていたiPhone 11(無印)が194gに対して、iPhone 13miniは140gだ。

ちなみにiPhone 13(無印)は173g。

 

iPhone 13 mini仕様

www.apple.com

 

iPhone 11仕様

www.apple.com

※比較したい場合、"iPhone◯◯(自分のが使っているシリーズ) 仕様"で検索すれば公式ページで確認できる。

 

わずか50gと思うかもしれないが、実際に使用してみるとこの50gの体感差はかなり大きい。

先日、使用していたiPhone11を下取りに出すために久々に持ち上げたところ、かなりiPhone11に重さを感じた。

iPhone13(無印)も少し軽量化されたといえど、iPhone 13miniに比べて、30gは重い。

 

比較対象がなく、毎日使っていれば気づかないだけで、軽い携帯に慣れてみると重さが明確にわかるようになる。

確かに画面は大きいかもしれないが、この重さでゲームやYou Tubeを本当に快適に楽しめていたのだろうかと正直思った。

 

②本体の価格

やはり多くのユーザーが機種変で考えるのが費用だろう。

iPhone 13(無印)が98,800円〜に対して、iPhone 13miniは86,800円〜となっている。

1年から約2年間使うことを考慮すれば差額12,000円は日割り換算で考えるとそう大きくないのかもしれない。

だが、上述した通り、iPhone 13(無印)はサイズ・重さでは、決して持ち運びの観点からメリットが多いとは言えない。

であれば、何に対して差額12,000円を支払うのかを考えてほしい。

 

軽量化されているので、多少なりの重量は受け入れる代わりに大きなスクリーンで携帯を使用したいというのであれば差額を支払う価値は大いにあるだろう。

補足ではあるが、iPhone 13miniのスクリーンが5.4インチに対して、iPhone 13(無印)は6.1インチだ。

購入前は小ささを感じるかと思ったが、意外にも5.4インチの小ささを私はあまり感じていない。

iPhone 12miniシリーズよりフルスクリーンとなったことも小ささを感じにくくしているのかもしれない。

 

iPhone 13(無印)を買うことを否定したいだけでない。

だが、もし携帯電話としても使用を第一にと考えるのであれば差額12,000円で支払うことの対価を整理してみてほしい。

 

iPhone 13miniにデメリットはない?

iPhone 13miniを検討する上で問題視されるのがバッテリー問題である。

ガジェット系You Tuberのレビュー曰く、iPhone 12miniはバッテリー持ちがかなり悪かったようだ。

一応、今回のiPhone 13miniではバッテリー持ち問題も仕様上では少し改善されているようだ。

 

私個人的には、iPhone 13miniに機種変更したことによるバッテリー問題は全くと言っていいほど感じていない。

 

だが、これは普段の生活でどれぐらい携帯を使用するかによるのではないかと思う。

私の場合、毎日寝る前に充電はするように心がけているため、毎日電池残量100%から使用を開始する。

職場では使用する機会がほぼないとは言えど、授業と授業の間等で携帯は使用している。

一応iPhoneに入っているスクリータイムでは、1日の平均使用時間は2時間半〜3時間のようだ。

 

上記のような使い方で、よく使った日で残量50%〜60%ぐらい、残っている日は70%前後の日もある。

なので、バッテリー持ちが悪いと言われてはいるが、普通に使用すれば携帯電話として十二分使用できる。

補足だが、設定で画面の明るさを中の下ぐらいに設定して、使用時に不便に感じないレベルでバッテリー持ちの努力はしている。

 

・毎日充電できない(忘れる)

・カフェ等でデザリングで長時間つなぐ

・ゲームを1日1時間以上iPhoneでする

 

と言った場合だと、iPhone 13miniのバッテリーは持たない部類に属すのだと思う。

もしそうであってもモバイルバッテリーを持ち歩けば解決するのだが、モバイルバッテリーをもちあるくのであれば重さやサイズの観点からiPhone 13(無印)のメリットが上回るのかもしれない。

 

iPhone 13(無印)はサイズ・重さがある分、バッテリー面ではかなり高パフォーマンスを発揮するようだ。

また、レビューする人によっては、画面が小さいため、漫画等が読みにくいという人もいるようだが、上述の通り、私は画面サイズについて大きなデメリットを感じていない。

 

 

-まとめ-

私は今のところiPhone 13miniの購入に後悔はないし、不自由も全くと言っていいほど感じていない。

小さく軽い機器はやはり携帯電話という観点で何より重要な点ではないだろうかと今改めて思う。

 

ガジェット系You Tuberのように四六時中スマホを使ったり、仕事等でスマホマルチタスク(携帯電話機能+デザリング機能 他)を求めるのであれば、iPhone 13miniだと少し機能不足なのかもしれない。

だが、私のようにそもそも携帯電話としての機能を第一にと考えるのであればiPhone 13miniは十分すぎるパフォーマンスを発揮してくれる。

 

もし、今iPhone 13シリーズへの乗り換えを検討しており、無印かminiで悩むという際に参考となれば幸いだ。

 

-補足-

iPhone 13mini購入に伴い、私が購入したアクセサリーも紹介しておく。

併せて参考となれば幸いだ。

 

①ケース

 

 

ハードケースよりも手触りの良いシリコンケースにした。

手触りもかなり良く、滑り止めにもなるのでiPhone 13miniをしっかり持つことができる。

公式サイトで販売しているシリコンケースだとやはり値段が高い。

上の商品だと、かなりお手頃な価格でシリコンケースを手に入れることができるのではないかと思う。

 

②ガラスフィルム

iPhoneではガラスフィルムにしておいて損はない。

私の場合、特に11シリーズでよく落とし、ガラスフィルムで助かったことがあった。

このガラスフィルムは2枚入りで、カメラレンズ部のフィルムもある。

値段的にもかなりコスパが高いのではないだろうか。

ただ、覗き見がついている分、画面が少し暗く見える。

覗き見が気にならないのであれば、普通のガラスフィルムケースでも良いと思う。

フィルムで画面が暗くなると設定で画面明るさも上げなければなげなくなり、バッテリー消費にもつながってしまう。

 

フィルムはどのようなものを買っても問題ないと思う。

Amazonでレビューを確認できるので、できるだけ星が高く、コメントの多いものを選んでおけば間違いないだろう。

ただ、レンズ部のフィルムは付けておくことをおすすめする。

年単位で使っているとレンズ部に傷がかなりついてしまう。

次回買い換える時に下取りで高額で引き取ってもらうことも加味し、レンズ部の保護フィルム装着は強く勧めたい。

 

次回は、iPad mini 6について紹介したい。

今回のappleの新製品発表会で最大の目玉と言われた機器だ。

すでに多くのYou Tuber がレビューをしているが、私個人的な視点で使ってみた感想を紹介したいと思う。

IELTSで再採点した話

英語圏への学位留学(現地大学や大学院への入学)を検討し、目指すならば基本的にIELTSやTOEFLを受験することになる。

TOEFL、IELTS共に受験経験があるが、今回はIELTSの再採点について書きたい。

 

 

 

-IELTSとTOEFL-

多くの人は正規留学のためにIELTSもしくはTOEFLを受験するだろう。

目指す学部やコースから要求されるスコアが取れなければ留学は実現できない。

学位留学を目指す際は、大学もしくは大学院そのものからの合格を勝ち取ると共に、TOEFLやIELTSのスコアを取得しなければならない。

※IELTSやTOEFLの試験そのものについて知りたい場合は公式ページにて確認して欲しい。

 

簡単に説明すると、現地の授業や課題についていけるかを基礎レベルで確認するテストだ。

TOEICと違い4技能のテストとなる。

 

各大学によって必要となるスコアは異なる。

例えば、イギリスの大学院に進学したい場合、大学院側から要求される一般的なIELTSのスコアは

"Overall 6.5 + 4セクション全て6.0以上"

 

このスコアに到達しなければ、希望コースへの入学については合格をもらえても、英語力の面で入学が認められないことになる。

スコアが未達成の場合、

入学断念 もしくは 授業スタート前に大学が用意する語学コースに一定期間通学を迫られることになる。

一定期間通学をし、語学コースを無事終了することができれば、普通通り入学•授業を受けることができる。

だが、その分留学費用は跳ね上がることになる。

語学コースは、授業料とは別料金となる。

その上、生活費も必要になる。

語学コースは最短のもので1ヶ月のため(渡航時のスコアや学校によって期間は異なる)、スコアが足りず語学コース経由での入学となっただけで総費用が100万ぐらい変わることもある。

多くの場合、留学は限られた資金でとなるだろう。

そのため、多くの人は日本で可能な限りスコアをクリアしようとする。

加えて、大学側が要求するスコアはあくまで最低ラインの英語力である。

ギリギリの英語力だと現地で大変なことになるため高いスコアを取るという考えた方もある。

 

-IELTSの再採点-

公平な基準で採点するとはいえ、スピーキングやライティングを採点するのは人間のため、多少なりともばらつきは出てしまう。

自分では良くできたと思ったライティングが予想以上に低いことがあり、またその逆もある。

 

再採点の正当性が認められれば、最初のスコア開示の点数から新しいスコアへ書き換えられる。

野球で言うリプレー検証、サッカーでいうVARだ。

 

ただリスコアをするのにも費用が必要となる。

そのためスコアに納得できない時は、いつでも再採点を申請すれば良いと言うものではない。

※ただし、IELTSの場合、点数が書き換えとなった場合は返金となる。

 

点数に納得がいかない時、テストの手応えや感覚にある程度根拠があれば、再採点によりスコアが上がる可能性は十分にある。

※一応4セクション全てでの再採点を申請することが可能だが、ReadingとListeningでの再採点でスコアが上がったケースは私が知る限りではあるが、聞いたことがない。

 

-ライティングの再採点-

私は以前ライティングで再採点を申請し、スコアが上がったことがある。

 

-手順-

ホームページに記載されている手順で申請

再採点のための入金

結果を待つ

登録していたメールにてスコアが上がった連絡が入る

後日、書き換えれたスコアレポートが郵送

 

overallでは、目標スコアを達成しているものの、ライティングだけが、目標ラインを下回っていた。

しかし、テストの手応えや準備段階の状況から、このスコアにならないという感覚的な根拠もあったため申請を決意した。

 

-申請を決意できた理由-

手応えや感覚と実際のスコアが違っていたことは上述した通りである。

なぜ、根拠を持つことができたのか。

それは受験準備で講座を受けていたことが最大の理由だ。

 

私は当時、資金を対策講座受講に使う余裕は正直なかった。

だが、ネットの情報を確認するとIELTSのライティングはかなり難易度が高いらしい。

何度か受験・スコアを確認し、自分でライティング力を高めることは難しいと判断した。

結局目標スコアが達成できず、2回、3回と受験回数を重ねていくと時間もお金も余分にかかってしまう。

スコアを最短かつ効率的に上げれるよう、限られた資金からやりくりし受講を決意した。

 

私が受講した講座は下記のオンライン講座だ。

https://mr-writing.com/course/ieltswriting/

(IELTSライティング対策講座/Mr.Writing)

 

このコースを選択した理由は下記の理由である。

 

①日本人からのコメントと一緒に添削が返ってくる

②IELTSの採点基準を添削者が理解している

③予測スコアも一緒に返ってくる

 

採点基準に沿った日本語コメントも返却されるため、細かいニュアンスの理解を深めることができた。

その上で、より高いスコアを獲得するためにどのように展開し、単語や表現を変更すべきかより明確となった。

 

加えて、予想スコアも採点基準からの算出となる。

日々の勉強のモチベーションとなるだけでなく、よく書けたライティングかどうかの感覚の向上にもつながった。

受験直前は、毎返却のスコアが安定しており、ある程度目標スコアが取れるであろうという自信もあった。

 

結果的にこれが再採点決意の最大の決めてとなった。

 

-まとめ-

以前からネットで再採点の存在は知っていた。

だが、まさか自分が再採点を申請することになるとは思ってもみなかった。

 

再採点は失敗すれば、申請費が無駄となる。

テスト代も決して安くないため、申請を決意するのには正直勇気が必要だった。

 

結果的に、当初別の理由で受講を決意した対策コースも後押しとなり、再採点を要求してよかった。

もしIELTSのSpeaking や Writing で開示されたスコアに不満がある場合は、再採点を要求してみるのも1つかもしれない。

 

また、少し今回の記事とは外れてしまうが、試験の対策講座は効率的な対策以外でも力を発揮することがある。

今でも私は、対策講座を受講することには前向きな考えはもっていない。

だが、受講することに一定のメリットを見込める場合は、受講しておくことで当初考えていた以上のメリットが生まれる可能性がある。

対策講座受講を検討する際は、情報をしっかり集めて判断してほしい。

前回のTOEIC準備

先日、約6年ぶりにTOEICを受験してきた。

新形式に移行してから初めてのテストだったので、若干手探りな点もありつつの受験となった。

YouTubeやブログ等で調べていると新形式移行後、難易度が上がったような情報を目にする。

 

今回の勉強法(参考書含む)の紹介と受験後の感想を述べたい。

ちなみに今回の個人的な目標はTOEIC800点超えとした。 

 

 

 

1.テストの結果

 

Listening: 450

Reading: 400

Total: 850

 

以下情報を読み進めるかはこのスコアを確認した上で判断してほしい。

自分の英語を高めるツールとしてこれから引き続きTOEIC受験をしていく予定でいる。

 

 

2.勉強に使った参考書

今回の受験に使用した参考書は以下4つの参考書だ。

 

-基礎-

①Distinction 2000(単語帳)

 

英語系YouTuberのAtsueigoのAtsuさんが出版された単語帳だ。

表紙にもTOEIC対応と書いてあり、実際に十分活用できたと思う。

 

だが、私がDistinction 2000を単語帳に選定した理由は他にもある。

Distinction 2000は単語以外に、

 

・Readingのページもあり、読解力も併せて向上を図れる

・単語をストーリーやイメージと一緒に覚えることもでき、記憶にも残りやすい

・派生語や細かいニュアンスの違い等も記載されており、TOEICだけにとどまらない単語力強化を目指せる

 

のような視点で選択した。

 

従来、市場に出回っていた"the 単語帳"的なものを使用してもよかったのかもしれないが、どれだけ意味を覚えても、結局文意に即した理解ができなければ無用の長物となってしまう。

 

そして何より、単語学習はスポーツで言う筋トレや基礎練習的な作業になるので面白さにかけ、モチベーションを保つのが難しい。

文章を使った学習ができることで、実践感覚も磨きつつ、モチベーションを保ちながら勉強できたと思う。

 

なお、TOEIC専用の単語帳について今回は使用していない。

結果的に使用しなくても十分、問題を解くことができたと感じている。

 

 

②英語の構文150

 

大学受験でも使われている英語の構文書だ。

構文は、単語だけでは理解や推測が難しいような表現になることがある。

パッと身難しい文章は逆に構文を知ってさえおけば、難しい文章ではなくなる。

英文を理解できる範囲を増やすだけでなく、英文を効率よく読み、問題を解き進めることも目指し学習した。

 

結果的に長文だけでなく、Reading Part 5 で役立った問題が複数あった。

構文を問われている問題は、全文読むことなく見た瞬間に答えを判断•マークした。

 

すでに受験経験があればご存知かもしれないが、TOEICは時間配分がすごく大事になる。

Reading Part 5であまりに時間をかけすぎると、最後の長文で時間が確保できなくなり、色塗り(残り問題全て適当にマーク)になってしまう。

 

こちらはTOEICに限らず、英語の基礎力アップの教材として今も使ってる。

 

 

③メガドリルTOEIC TEST リスニング 

  

旧形式のTOEICリスニング問題をPart別に集約した問題集だ。

私はリスニングが正直得意ではなかったため、この問題集を通じてTOEIC対策というよりも、練習量を増やすことを意識した。

 

かなりなボリュームがあり、TOEICのためのリスニングというよりは、リスニング力そのものを強化をできたと感じている。

 

この参考書では、スクリプト、特殊な表現、音声の日本語訳まで書かれている。

シャドーイングやディクテーションを通じた単語レベルの確認から、意味取りの確認までできた。

 

こちらもTOEIC受験後も定期的に使用している。

 

また、問題1つの量も多くないので、忙しい人向けに1日20分-30分を目安にしたリスニング練習としても使えると考えている。

 

 

-実践-

④公式問題集7

 

現在出版されている最新の問題集だ。

問題集を複数回こなし、傾向や時間配分の分析に使用した。

 

後に記述するが、問題集は初見の段階で2回使用し、1週間あけて再度使用した。

 

公式問題集の番号は個人的に何番でも良いと思う。

だが、最新版は情報が新しいようだ。

加えて参考書の番号によって音源に差もあるようだ。

 

YouTuberでもあり、TOEICerのモリテツ先生が参考書の解説をしている動画がある。

限られた資金での問題集選びを慎重にという場合は参考にしてほしい。

 

www.youtube.com

 

 

3.勉強法

学習環境は下記のような条件であった。

•仕事のため、毎日朝8時頃家を出て、業務を終えて帰宅するのが平均して19時から20時

•勉強する時間は取れてもせいぜい1日2時間ぐらい

•受験を決意してからの約2ヶ月間の集中的な勉強

•受験時は、Distinction2000の単語は8割〜9割程覚えていた

•単語はある程度ベースがあり、Distinction2000で取り扱っている単語が全て初見というわけではなかった

 

-最初の1ヶ月-

まず、復習もかねて基礎的な英語学習にフルコミットした。

 

・Distinction2000(3チャプター/日) 30分

・英語の構文150(5構文/日) 30分

・リスニング個別問題集(音源2つ/日) 60分

 

ぐらいの目安だった。

日によっては目安時間通りいかないこともあった。

その分は、土日の休みで埋め合わせるようにした。

とにかく最初の1ヶ月はページを回すことを意識した。

 

例えば

・わからない単語は印をつけて次の単語・ページ

・構文も同様にわからないところをチェックして次

・逆に、すでに知っている所はどんどん飛ばした

 

正確性は一度置いておいて、見たことのある情報を増やすことを目指した。

 

リスニング個別問題集は、

①問題を解く

②答え合わせ

③もう一度聞いてみる

シャドーイング

シャドーイングができない文はディクテーション

⑥聞こえた内容と日本語で書いてある意味が一致するか確認

 

おそらくリスニングはどれだけ早くても1つの問題に20分、平均して30分を要した。

これをとにかく毎日続けた。

 

日々体調も異なり、本業に支障が出ては本末転倒である。

どうしても全メニューをこなせない時は、単語と構文集はかならず勉強した。

単語と構文の知識なしにリスニングもリーディングも成り立たないからだ。

 

-2ヶ月目-

一度TOEICの問題を実際 に解いてみた。

注意したことは、受験時と可能な限り条件を同じにすることだ。

 

・実際の時間で行う。

・本番のようにマークシートに記入する。

・リスニングから初め、リーディングで終わる。

・リスニング時はかならずスピーカーで聴き、イヤフォンは使用しない。

※もしマークシートがない場合は、YahooもしくはGoogleTOEICマークシートと検索すれば無料のPDF等が出てくる。

 

そして、

き終わった後、すぐ丸付けはせず、時間制限なしでもう一度問題を解く。

※2回目は休憩を挟んでも良い

要するに、テスト環境でのスコアと実際の英語力のスコアの乖離を確認したかったからだ。

 

過去問を使った勉強法は下記を参考にし、実践したものである。


www.youtube.com

 

そして、2回のテストを解き終わった後は、間違い直しをするとともに、正答率が特に悪いパートやセクションを割り出した。

その分析を踏まえて、単語や構文集の勉強に充てる時間を再度調整した。

 

もし、目指す点数と過去問の点数が大きく離れている場合は、単語と文法の勉強を最優先に時間をかけていいと思う。

 

あとは、時間の許す限り過去問を解いた。

結果的に過去問は3セット使用した。

※前日までに2セットを2回、前日に1セット

1週間経てば、問題内容は忘れてしまっている部分があることに加えて、見直しの復習も考えて一度使った過去問をもう一度解いた。

それでも、なかなか満点は取れなかった。

正解率が初めから9割を超えているようであれば次の過去問に行くべきだと思う。

 

〜まとめ〜

以上が前回のTOEICに向けての準備だ。

やはりTOEICは時間との勝負となるため、いかに素早く解ける問題を増やすかが勝負になると思う。

過去問からの出題傾向を考えていると、複数パッセージを読んでのReadingでも前半の問題は前半部分から出ていやすいかなと思う。

全て読み終え、マークの手順でしていると時間は確実に足りなくなるだろう。

過去問をしっかりやり込み、意識すべき所を自分なり消化して本番に挑んだことで一定の結果を得れたと思う。

 

過去問では毎回Readingの方が成果率が高かったのだが、本番では逆になったことは想定外ではあった。

全体的にはネットに出ているスコア換算表から見積もっていた通りのスコアとなった。

 

また、上記はあくまで一例のため、スタート段階の英語力で必要な学習時間も異なると思う。

以前下記の記事でも書いたが、やはり根本的な英語力強化は高スコアにはかかせないと考えている。

 

テストの準備で意識していること - ホタラボブログ

 

対策も大事だが、語力を強化することが最大の効率的な勉強ではないかと思う。

 

TOEIC900点超えを目指すつもりではいるが、テスト対策だけでは一筋縄にはいかない印象だ。

細かい部分での理解がまだまだで、英語力を高めないといけないことを今回のTOEICで実感できたと思う。

教師の労働環境はブラック?

"教師ってブラックだよね?"と聞かれることがよくある。

実際、多くの人にとって学校現場はブラックな労働環境と写っているのだろう。

だが、学校現場で働いている教員はどのように考えているのだろう?

 

私は、一般企業からの転職で教員としてのキャリアを始めている。

日系と外資系企業を1社ずつに加え、私立を含む高校と中学校で勤務した経験を踏まえて、教員という職業を私なりに考えてみたい。

 

もちろん企業の労働環境は大きく差があることは理解している。

同じように学校の労働環境も、学校ごとや学年で組む他の先生との相性により差があることも了承いただきたい。

 

これから教師を目指すことを考えている学生や学校現場への転職を考えている方へ参考となれば幸いだ。

 

 

 

1.私の考える教師という職業

最初に、私が教師という職業をブラックと考えているかをはっきりさせておきたい。

私は、教師という仕事はブラックではないと考えている。

 

もし、過去に戻り、就職先を選び直すことができたとしても、今と同じく教師の道を選択している。

一般企業で勤務していた日々と比べて、私自身は毎日が充実していると感じているからだ。

ただし、企業での勤務を経験後、学校現場へ転職したことは全く無駄であったとは思っていない。

 

まず、なぜ教師がブラックと広く思われるのか。

勤務内容や労働環境が企業勤務と大きく異なるからだろう。

 

教師という仕事は、例え非常勤講師であれ、授業以外の業務も多い。

非常に体力を使う。

加えて、相手は未成年の生徒であり、精神的に成長段階。

昨日と今日で全く違う人物かのように感じることもあり、言葉のキャッチボールが思うようにできないこともある。

 

また、担任を持てば、突然の保護者対応もあり、予定外の勤務が入ってくることは日常茶飯事。

基本は毎日のスケジュールは自分の考えたようにはいかない。

 

昼食中に、体調不良になった生徒が出たため、保健室に連れて行き、保護者の迎えの電話をしていたら昼食を食べ損ねるようなこともある。

 

無事昼食を食べることができても、昼休みなど存在しない。

昼休みは生徒と個人的な話や安全確認の立ち番もある。

 

 

確かに労働環境は決して良いとは言えないかもしれない。

だが、他者が考える”労働環境の悪さ”は"ブラック"と結びつくのだろうか。

 

2."ブラック"の定義

よく”ブラック”という言葉を耳にするが、そもそも”ブラック”の定義とは何だろう?

 

労働環境に一定の基準を設けてブラックと定義する人もいるだろう。

 

私は、ブラックの定義は"自分がその仕事を好きか?"で違ってくると考えている。

 

労働環境は一般企業の方がいいと言う人も多数いるだろう。

 

一般的に企業では、

・昼休みが有り、昼食をとる時間もある。

・顧客からの急な問い合わせ対応が必要なこともあるが、ある程度、自分のスケジュールもコントロールできる。

 

それでも私は、教師という職業が好きだし、誇りを持って勤務している。

逆に、一般企業で過ごした日々の幸福度は今より低かったと感じている。

 

なぜなら、"その仕事を好きでしているのではなかった"からだ。

 

正社員として働く場合、睡眠時間を除き、半分以上の時間を仕事に費やす。

その仕事が好きでなければ、仕事に誇りやモチベーションをもてるだろうか?

勤務をする時間は苦痛となるのではないだろうか?

 

好きでもなく、向上心を持てない仕事は、徐々に仕事内容の粗探しにもつながっていくのではないかと思う。

 

仕事に不満を持ち、毎日不平を言うサラリーマンは少なくないだろう。

私も以前はその一人であった。

 

極端な例ではあるが、

もし"休憩なしの12時間労働"

と言われれば多くの人が絶句するだろう。

 

では、本やゲームなどの好きなことであればどうだろう?

睡眠や休憩なしでも徹夜してまったような経験はないだろうか?

 

結局は、本人が仕事をどのように考えているかに凝縮されるのではないだろうか。

 

3.教師の仕事へのモチベーションは高い

最近、教師の不祥事に関するニュースが目にすることが増えたように思う。

日本には、そのような教師がいるのも事実だろう。

だが、教師の大半は心から生徒が好きで、仕事に誇りを持っていると私は感じていることを伝えたい。

 

企業で勤務をしていた時、勤務内容について愚痴を言っているのをよく耳にした。

また、飲みにいけば最初から最後まで不平を言っている人もいた。

思い返せば、自分もその一人だったのだと思う。

 

しかし、学校現場に転職してから、仕事内容に不平を聞いたり、自分が不満を言う頻度が明らかに少なくなった。

 

やはり仕事である以上、愚痴を言うことは確かにある。

心ない言葉を生徒等から言われたりもするため、文句の1つも言いたい時もある。

 

だが、

”生徒が楽しく、安全に学校を送るにはどうすれば良いか”

”生徒のためにできることは何だろうか”

 

を大半の教師が考えて、日々職務にあたっていると思う。

 

教師という職業を選択し、人のお世話やサポートすることを職にすると決めた人たちの集まりだ。

教師どうしで愚痴を言うことがあったとしても、最終的には、”次は◯◯してみようと思います”と言った前向きな会話に終わっていることが多い。

 

”教師は常識のない人が多い”

たしかに否定しきれない部分もあるだろう。

だが、自らの仕事に誇りを持つ面は、逆に企業に属し、日々不平を言い続けているサラリーマンは見習うべき点ではないだろうか。

 

自分の職務に誇りを持っている人たちと働くことができるという意味でも教師の労働環境は決して悪いとは言い切れない。

 

4. 教師という仕事が好きか?

繰り返しとなるが、

 

"子供や生徒が好きか?"

"教師という仕事を楽しそうと思うか?"

"生徒と何か目標に向かって進むことが好きか?"

 

という質問に自分がどのように答えるで教師という仕事をブラックと感じるか変わると思う。

 

たしかに教師の労働環境は一般企業では受け入れ難い側面もある。

だが、それは学校から見た企業も同じであり、辛い側面は必ず一定数はあるはずだ。

 

営利団体の勤務は利益を追求しなければならない。

故に、学校以上に辛いことや顧客からの理不尽に対応しなければならない場面が沢山あるだろうと自身の経験から考えている。

 

反対に学校での勤務は、売り上げなど数字から感じるストレスからは皆無だ。

 

どちらにも良し悪しがあり、向き不向きもある。

 

加えて

 

"営利の労働環境" vs "非営利の労働環境"

 

の構造で同じ土俵で比べることがそもそも難しいのではないかとも考えている。

 

 

辛いことがない仕事などない。

今日では、保護者からの理不尽な要求があると話を聞くこともあるだろう。

だが、それは一般企業でも理不尽なクレームがあるのと同じではないか。

 

一側面だけでブラックや過酷な労働環境と判断するのではなく、自分が教師という仕事にやりがいを感じそうかどうかで判断して欲しい。

 

•生徒と行事に参加し、一緒に成長したい

•未来の日本を背負っていくであろう子供たちに何か自分が貢献できることはないか

 

という気持ちがあればそれで十分なのではないかと私は思う。

 

〜まとめ〜

教師の労働環境は決して楽なものではない。

だが、ブラックとまとめてしまうのは少し違うと私が学校現場での勤務を始めて感じたことだ。

 

学校現場の勤務は、一般企業勤務にない利点もたくさんある。

例えば、3年に1回は必ず生徒から感動をもらえる。

1年生から担当し、その生徒たちを卒業式で送り出すのはなんとも言えない感動をもらえる。

どれだけ辛い時期が瞬間的にあったとしても、教師として勤務してよかったなと思え、涙も流せる。

 

また、自分の専攻科目を使って仕事もできる。

私自身、大好きな英語を使って仕事ができることに喜びを感じている。

授業準備や生徒からの質問を通じて、新しく学ぶことも多数あり、日々発見何か発見がある。

 

もし、今学校現場で働くことを考えているのであれば、ブラックか否かの一部の批判的な視点で躊躇するのは待ってほしい。

いざ、学校現場に入ってみれば、

 

"この仕事でよかった"

"一般企業勤務の時より毎日が楽しい"

 

と思える可能性は十分にあると私は思う。

 

また少し余談となるが、一般企業の経験は今の勤務に本当に役立っていると思う。

保護者へのメール送付や電話対応、生徒とのやりとりは企業で顧客対応で鍛えられた経験が本当に活きている。

また生徒に将来働くことを意識させた話をする時も役立つ。

生身の声なので、生徒たちにもよく声が届いているようにも感じる。

 

 

一般企業勤務からの学校現場への転職は、経験値的なところで遅れをとるかもしれないが、それを十分に補う経験となる。

また授業スキルは時間と共に解決できるが、企業経験は時間では解決できないのだ。

 

 

〜補足〜

誤解の無いよう少し話を付け加えておきたい。

少し触れたが、職場での雰囲気や考え方などは、学校によって大きくことなる。

上記はあくまで、私が勤務した学校での経験に基づく感想だ。

 

もし、教師としてのキャリアを考えるのであれば、検討している学校等の情報は可能な限り集めて判断して欲しい。

同じ公立校でも市が変われば大きく異なる。

企業と同じで、教師という職業でも勤務する学校によって日々の勤務満足度は大きく変わると思う。

 

まず私立なのか公立なのかが最初の別れ道だろう。

 

 

それぞれメリット•デメリットはあるので是非整理して考えてみてほしい。

何も情報がないのであれば、非常勤から勤務を始めてみるのも1つだろう。

非常勤と聞くと、収入が不安定なイメージがあるかもしれないが、そういうわけではない。

 

これは各学校の勤務規定等による可能性もあるので是非確認してみてほしい。

 

※私の場合は、契約期間中(1年度)は体調不良等で勤務不可能な状況とならない限り、一定の収入は約束されていた。給与携帯や契約内容を交渉したとかではない。

テストの準備で意識していること

TOEICや英検、TOEFL、IELTSなど様々な英語力を測定するテストが存在する。

テストを受験するからには高得点、最高点を誰もが目指す。

そのためには勉強時間の確保が必要なことは言うまでもない。

だが、残念ながら勉強した時間に比例する結果を得ることができないことは多々ある。

 

テストにはテスト用の勉強(テスト対策)をすることが結果に直結しやすいことは間違いない。だが、"テスト対策だけをすれば良いというわけではない"ということを自信の経験から伝えたい。

もし、今英語テストの受験者で、思うように学習がスコアに反映されないと感じている場合は、是非参考にして欲しい。

 

過去にTOEFLTOEICをはじめとする英語のテストを受験してきたが、テスト対策に時間をかけたにもかかわらず、期待した結果に及ばない経験をしたことがある。

その経験から、英語のテスト対策には効果的な勉強方法があると考える。

 

 

1.どんなテストも本質は英語力の測定

繰り返しとなるが、テスト対策に特化することがスコアに向けて効果的な学習であることは否定しない。しかし、根本的な英語力がなければ対策を結果にしっかり反映するのは難しいということを忘れてはならない

例にすると、

"対策を重ね、綿密に時間配分を設定しても根本的な英語力(文法力や単語力等)がなければ、問題を解くことはできない"

ということである。

テスト専用の参考書、過去問はテスト対策として最も代表的な方法であろう。だが、どんなテストであれ、第一に英語力を測定していることだけは忘れてはいけないと考える。

 

テスト対策をすれば、スコアがどんどん上がっていく、いわばゲームのレベル上げのような印象を持っている人は多数いるのではないだろうか。

そのように印象付けるような体験記も散見される。

だが、前提条件となる根本的な英語力に関しての記述がないことが多い。

 

極端な例ではあるが

"TOEIC900点超えの英語力がある受験者が英検1級を目指す際の英検1級対策法"

"TOEIC300点の受験者が行う英検1級対策法"

が同じプロセスなわけがなく、同じ勉強方や対策法を行っても結果への反映のされ方は大きく違うだろう。

もちろん、対策法による一定効果は得ることができるとは思う。が、目指す結果に対しての効果という意味では大きく違ってくるだろう。

 

加えて、テスト対策であげることには限度があり、薬と同じで時間と共に発揮する効果は少なくなっていくというのが私の考えである。

 

 

 

目指すスコアや結果にもよるが、テスト対策の勉強時間と合わせて、根本的な英語力を向上させる勉強時間を意図的に確保しなければな思うようなスコア獲得は難しいと考える。

 

 

2."英語力" × "テスト対策(スキル)"= テスト(スコア)

上述の通り、テストで目標スコアを達成するためには根本的な英語力が重要であると考える。

私自身が英語のテストを受験を通じて、

 

"英語力" × "テスト対策(スキル)"= テスト(スコア)

 

を意識することが重要と考える。

 

端的に言い換えると、テストには根本的な英語力向上とテスト対策両方が必要だということである。

加えて、私は、"英語力" と "テスト対策(スキル)"は掛け算の関係にあると考えている。

テスト対策に時間をかけたのに、スコアが出ないケースの場合だと

 

英語力(1) × テスト対策(10) = 10の出力がスコアに反映

 

という考え方だ。

上の式から考えていくと、根本的な英語力が足りない状態でテスト対策にだけ焦点を置いて学習するとなぜ思うようにスコアに反映されないかだけでなく、どれだけテスト対策だけの学習が非効率的な勉強かが一目瞭然である。

 

仮に英語力の重要性に気づき、英語力を2まで上げることができれば、学習時間配分の都合上テスト対策が7や8の力になっても、テスト対策に学習時間を全振りした時よりも高い出力でスコアに反映することができる。

 

過去の私自身、そうであったように、スコアを取るためにひたすら過去問を解き、解き方を解説した参考書を読んでも、かけた時間に対する効果は得にくいことが考えられるということである。

 

 

3. 過去問は同じ問題をテストと同じコンディションで最低3回解く

 

過去問はテスト内容を知るにはもってこいだ。

過去問を通じて、

 

•今の力でテストを受けたらどれぐらいのスコアが出るのか

•解く速度(時間配分)

•出題傾向や着眼すべき点

 

がざっくりわかる。

テストの環境とコンディションや気持ちの持ちようも若干なりとも異なるので少なからず誤差は出てしまうかもしれないが、大きくずれることはないだろう。

 

だが、ここで止まってしまっては過去問を完全に有効活用できたとは言えないと考える。

過去問には英語力を伸ばすネタがたくさんある。

もし、1回目で正答率が90%を超えているのであれば、間違えたところを確認の上、次の過去問に行くのも良いのかもしれない。

だが、スコアに伸びやんでいる時点で大半の場合、正答率は90%は超えてないだろう。

 

読めなかった1文や単語はなかったか?

再度同じ過去問を解けば、満点とまでは言わなくても95%以上取ることができるか?

 

確認してみて欲しい。

そしてとことんできなかった箇所を分析してほしい。

原因は、単語力なのか文法力なのか。もしくは特殊な構文での意味が取れていないのか…etc

 

"2回目も同じ問題をすると答えを覚えてしまっているので意味がない"

と私も以前は思っていた。

 

だが、1週間もあけばかなり記憶から飛んでいってしまっており、長文であればざっくりと大筋はわかっていたとしても満点レベルにはなかなか届かない。

また見直しの時にしっかり精読をしたつもりでも、すんなり読めない所がある。

 

以上の点から、私個人的な感覚ではあるが、過去問は最低3回は利用できると考えている。

 

ただ間違っても過去問の点数に一喜一憂しないことは毎度意識する様にしている。

点数は安心•不安の両方に繋がる。だが、準備で何点取ろうと結局は本番で力が出なければ何にもならない

 

•普段の勉強の質をどれだけ高めれたか

•結果にしっかりと繋げる勉強ができたか

 

を自身の経験から今では何よりテスト勉強では大事にしている。

 

ちなみにだが、上記の勉強方法を考えて行く中で下記のYou Tubeビデオも参考にした 。

英語系You Tuber のAtsueigoのAtsuさんのTOEIC勉強法だ。

他にも英語学習について色々勉強法動画を投稿されているので興味があればご参考までに。

www.youtube.com

 

 

〜まとめ〜

"◯◯の勉強法でたった3ヶ月でTOEIC300アップ"

というような案内を見ると自分も同じように勉強すれば短期的にスコアがアップできるように感じる。

かつて私自身もそう感じ、テストを受ける際はネットで対策サイトばかり見ていた。 

 

だが、英語のテストはどれだけ対策を通じて一定の効果を得ることができても、根底にあるのは英語力の測定である。

 

•対策サイトを調べていて、気づけば1時間が経過していた

•毎回過去問を解き、点数だけに気を取られ一喜一憂している

 

そのようなことはないだろうか?

皮肉なことに、テストを受験すると決め、テスト対策をすればするほど点数が上がらず(むしろ下がっていくこともあり)、思いつきレベルでパッと受験したら最高スコア(もしくは高スコア)が出た

ということを何度も経験した。

 

スコアのためにする英語学習ほど、モチベーションの上がらない時間はない。

 

もし、今テスト対策をしているにもかかわらず、点数が伸び悩んでいるのであれば、一度視点を変えて、単語学習や文法や構文学習、まず一文をしっかり読み切る学習に再起してみるといいかもしれない。

学校の先生の英語力は低い?

"学校の先生は英語を教えてる立場なのに英語力は大したことない"

"学校現場にTOEIC○○○点取れる先生は何人いるのだろうか"

 

 

と言った言葉をよく耳にする。

果たして本当に学校の先生は英語力が低いのだろうか?

 

結論から言うと

"学校の先生の英語力は低くない。むしろ多くの人が思っている以上に英語力は高いだろう"

 

というのが私の見解だ。

 

英語力が高くない先生がいるのも事実である。

しかし、全体的に見ると英語力は決して低いとは言えないだろう。

そもそも英語を専門科目にできる人なのだから全体として英語力が低いはずがない。

 

検定やスコアを新たに取得しようとする教員は多くない

 

世間でこれだけ学校の先生の英語力についての意見が存在するにも関わらず、英検やTOEICなどを勤務しながら取得するケースはなかなか増えてこない。

学校現場に勤務している立場から述べたい。

 

 

初めに教員が置かれている環境の不平や試験を受けることの不必要性を伝えたいわけではないことを了承いただきたい。

そして何より、世間で言われるほどあなたたちの先生の英語力は低くないので安心して欲しい

ということを伝えたい。

 

 

学校の先生が資格取得をしない実情が改善されない理由は大きく分けて2つあると考える。

 

 

 

①受験日程調整のハードルの高さ

 

必ずしもスコアを取っていない=能力が低いと言うわけではない。

例えばTOEICを受けても、それなりにスコア(700-800以上)を取る先生は一定数いると私は考える。

問題なのは、スコアを取得できる環境に置かれていないと言うことだ。

環境とはつまり、テストを受ける日程調整が難しいのだ。

 

日本人の間で有名な試験といえば、英検もしくはTOEICだろう。

 

 

TOEICを受ける場合は、約2ヶ月前からインターネットから申し込み

英検を受ける場合も2ヶ月ほど前から申し込み、合格するためには必ず2日受験しなければならない(1次試験と2次試験)

 

 

英検やTOEIC、他テストは土日での実施がほとんどだが、教員の場合、部活指導や大会引率、練習試合等が土日にある。

1人の先生が負担にならないようどの部活にも最低2人は顧問がつくように工夫されているが、担当する部活の経験のない教員が配置されることも珍しくない。

そうなると結局は1人で部活を見なければならないのだ。

テスト実施日が練習であれば、もう1人の顧問にお願いすることもできるかもしれないが、大会があるとそうもいかない。

 

 

教員にとっては、テストを受けることそのものが非常にハードルが高いのだ。

雨で部活の日程が順延になれば、予定ではなかった日に試合が入ることもある。

 

頑張って日程を調整し、試験勉強をしても、結局自分の努力以外のところで受けれなくなるのだ。

 

その環境ではテストを無事に受け切り、スコアを取ろうと言う気にはなかなかならないだろう。

 

 

ちなみに私が経験したケースだと、英検の試験日(1次試験、2次試験共に)と担当していた部活の審判が被った。

まず他校の先生に代わってもらえないか電話をし、日程をなんとか調整。

しかし、2次試験の日は、午前中に試験を受け、終了後すぐに試合会場に向かい審判というスーパー多忙スケジュールを経験した。

 

ここからは余談となるが、

審判交代お願いも快く受けてくれる先生もいれば、そうはいかない先生もいた。

日程調整依頼は1回の電話で済むわけではなく、パズルをする様に数校に電話をした。

受験環境を整えるだけで疲弊したことを覚えている。

 

②資格取得に対するゼロメリット

 

英検○級やTOEIC○○点と言われれば確かに英語力の証明にはなる。

しかし、それを取得したところで昇級など、見返りとして得られるものがほぼゼロなのだ。

 

加えて、生徒たちもあまりTOEICや英検の凄さを理解できない。

シチュエーション次第では、資格は名刺にもなるだろう。

しかし、学校現場では、例えば"英検準1級"、 "TOEIC930点" と説明しても、価値や凄さが全く伝わらない。

生徒側からすれば"とりあえず英語はできそう"レベルにしか映らないのだ。

もちろん保護者を初めとする一部の層は理解してくれるだろう。

しかし、割合から考えるとほんの一部なのだ。

 

これでは資格取得をする理由はほぼなくなってしまう。

英語を勉強し続け、資格に繋げるモチベーションも無くしてしまうのが本音である。 

 

資格の価値は学校現場では無用の長物とも言えてしまうのだ。

ちなみに、資格には繋がらなくとも趣味で英語を勉強し続けている教員は多くいると一個人として感じている。 

 

〜まとめ〜

 

もし学校の先生が資格を持っていなくても、英語力が低いと判断するのは待ってほしい。

説明してきた通り、資格を無事受験することがかなりな難題なのだ。

正式な試験受験ができなくても、模試等してみれば英語力が高いことは十分にありえる。

 

そしてこれは本題とは少しそれてしまうが

"英語力≠授業力" 

 

ということも伝えたい。

仮に本当に英語力が低くて、資格が取れない先生でも、授業がわかりにくいと言うわけでは決してない。

実際、現場に立つ中で、英語力と授業力が反比例していると感じるケースは多々ある。

私自身、資格を持っていない先生から授業手法等について学ばせてもらうことは多い。

 

もし授業の質と英語力を関連づけて意見しているのであれば、それはまた別問題だ。